転職活動を行っていると高い確率で聞かれるのは志望動機と転職理由の2つです。

転職活動をしていれば、ほぼ例外なく「志望動機」「転職理由」の2点を訊かれます。志望動機に限っては、正直に話しても差し支えないですが、転職理由について隠さずに伝えるのは問題です。転職理由でよくある給料に関する不満、人間関係に対する不満など、その手の話題をしても、あなたの好感度には繋がりません。自分にとってマイナスになると予想されることをストレートに話す人は非常に少ないと思いますが、採用担当者はそのような部分を注視しやすいので、遠回しに聞き出そうとしてきます。悪い印象を与えるのを回避する方法として、現職の仕事内容以外のことは話さないことです。そのあと、この企業に入社してこんなことを実現したい、5年後はこうなっていたい、「こういった希望を叶えられるのは御社だけです」、といったような巧妙に話をすり替えましょう。

ずっと接客関係で勤め続けてきたのですが、年をとったせいか立ち続ける必要のある仕事は体力的につらいため、座って仕事を続けられる事務系のお仕事への転職を考えて動きました。事務未経験の場合簡単にはいかず、だから接客業の経験も活かせる受付兼医療事務をやろうと考え資格も合格し個人の医院に転職することができました。周りはベテランのパートさんだらけで人間関係においても難しい。夜のシフトばかり押し付けられ、接客業で働いていた頃よりも帰宅する時間も遅いのですが、最初はキャリア形成の時と腹をくくって頑張ります。

求人についての情報では、大部分の場合は大部分の職場では月の給与が記載されているはずです。ただしこの月収の欄を調べれる時には、深く確認する事が必要です。額の多い少ないだけを見て納得しないようにしましょう。そのわけは企業によっては、月収の額のなかに「毎月15時間分の残業」が条件になっているかもしれません。そういうことは残業代をトータルすることで魅力的な案件のように見せかけ、募集しているケースも考えられます。それ以外にも、「歩合給」をプラスする、といった案件も要注意です。歩合箇所を相当に盛って、月収を多めに見せている可能性も考えられます。だから、その手の応募者を増やそうとする会社には「ブラック企業」な可能性も高いので、警戒しておきましょう。

転職活動する場合、然るべき準備は不可欠です。一言で準備といってもたくさんありますが、そんな中でも目に見えるファッションは注意している人は多いでしょう。でも、近年の企業面接では形式ばらない服装がOKな会社も多いので、「面接はビジネススーツでなくては」と考えて出向かなくても良いケースもあります。会社の設立したての新規の企業などは、お堅いルールもないことが多く、私服で面接をしたほうが、相手に良い印象を与えられます。さらに、ざっくばらんに会話できるメリットも。そして私服なら、面接の際に、ファッションの話題で盛り上がる可能性もありますから、うまくいけば面接担当者と仲良くなれる期待ができます。ということで、今から転職する際は、企業の「創業年数」で選択し、（ベンチャー系などの）面接時にはスーツは着ずに私服で勝負してみるのも悪くないかもしれません。

自分の趣味に通じることや好きなことを仕事にしたいという風に考えている方は注意です。これは、私の経験に基づいたことなのですが、私自身、食べることが本当に好きだったのですが、前に、飲食の世界(レストラン)で働いていた期間があります。その飲食店での業務内容は、その飲食店で任されていた業務内容は、料理の盛り付けや（簡単なもの）ホール業務です。この業務内容に関しては、不満もなく楽しみながら仕事ができていました。けれども、人間関係に疲れてしまったのです。そのことが原因で、退職しましたが、それと同時に、好きだった食べることやそのレストランでメニューとして扱われていた食べ物も苦手になってしまい、似たような飲食店には今も行けません。当時のにおいを思い出すだけで不快な記憶が蘇ります。この仕事を始めた頃は、大好きだったことがキライになるとは思いませんでした。自分自身の趣味に通じることや好きな分野の仕事に就きたいと夢をみるのは本当に素敵なことです。しかし、「好き」はどのレベルのものなのか、真剣に向き合ってから行動するべきです。

これから転職活動をするという時は、気になった求人（業種）を見るたびに逐一、「〇〇業（気になる業種）、ブラック」でネットで検索しておきましょう。求人票やあなたを担当してくれる転職エージェントでは、業界のマイナスとなる面は、知ることができない、と思っておくべきです。もしも、ブラック企業体質な業界であれば、インターネット検索で一発で現実を知ることができます。そういった検索をしないまま、入社してしまうと、あとになって入ったことを後悔してしまうおそれがあります。その求人が出ていた理由が「内容がキツイから人の出入りが激しい」といったケースがかなり多いため、目に留まった案件・業種については、下調べをし疑問点を払拭した上で、応募しましょう。

派遣の仕事が決まりました。勤務1日目に派遣会社の営業担当者と派遣先に近いコンビニで落ち合う予定だったのですが、営業担当者が約束の店の前にいないから店内にいるのではないかと思い店内に入っていくと、彼は驚くことに雑誌コーナー前の通路に座り込んでいかがわしいグラビアのページを開いて読んでいるではないですか。こんな担当の方のお仕事なんて絶対に無理と考えて、そこで声をかけずにこっそりとコンビニの外へ出てすぐさま派遣会社に辞退の連絡をしました。

新卒採用で入社しましたが、勇気を出して転職しました。会社を辞めた後は、非常に不安で悩みました。ですが、社会に出て数年経てば転職をして沢山の人が転職を経験していることを転職活動を通して理解し、自然と不安な気持ちが消え、楽になりました。1回転職をすれば、ふしぎなことに気持ちが前向きになっていき、「自分のやりたいこと」を優先できて日々が明るくなりました。いまだ「続けてこそ意味がある」というような転職に否定的な意見もありますが、それが全て正しいとは思いません。私の場合、転職を経験して良かったと思います。

転職活動を現在の仕事と並立して進行させる人は少なくありません。ただ、働きながら求人情報をチェックして応募したり、面接に挑む、というのはハードです。転職活動をしているあいだ、現在の会社の同僚や上司に気づかれないように気を遣う必要があります。先のことを考えずに応募する、という人がいますが、書類選考をパスし、面接の連絡が来た後で辞退すると厄介な事態となるかもしれません。転職エージェントを利用して応募していた場合は、そのエージェントに対しての印象が悪くなりますし、それとは異なり直接応募していたとしても、応募した企業からしつこく電話やメールがあることもあります。いずれにしても自身の貴重な時間をムダにしてしまうおそれもあるので、行くつもりのない会社は、はじめから応募しないのが賢明です。転職活動は、新卒の就活とは全く違う、と理解しておきましょう。

これまでの私は、新しい職場を探すときは「ハローワーク」に通っていました。その理由は、ほとんどの転職サイトはシステム上、都心部での求人情報がメインになっているためです。これまでの転職は「ハローワーク」ばかり使用していました。もちろん、掲載されている企業の数や、給料といった点は見劣りするのですが、地域密着といった点では都会以外での転職には役立ちます。「聞いたことのない企業ばかりで不安」とイメージしている人がかなり多いと思います。思いのほか、転職サイトとは違った求人もあるので、そろそろ勤めている会社を辞めたい場合は、お近くのハローワークに行って相談してみてください。「転職サイト」を利用した時みたいな執拗な電話やメールが繰り返し来ることもありません。